イベントレポート vol.1 イベント準備は、機材の洗い出しから 今回は、準備の過程をあとから見返せる記録とし…
イベントレポート vol.1
イベント準備は、機材の洗い出しから
今回は、準備の過程をあとから見返せる記録として残していきたいと思います。第一回は、先日対応したイベント準備について。現地を下見後から機材準備を中心にまとめます。
下見後に、まず全体構成を整理
イベント準備では下見で確認した内容をもとに、まず全体の構成を整理しました。会場の広さ、スピーカーの配置、映像の出力先、配信の有無、使用するマイクの本数、持ち込み機材と現地機材の関係などを確認し、必要な機材を一つずつ洗い出していきました。
今回のように、音響・映像・配信が関係するイベントでは、機材単体を見るだけでは不十分です。「どの機材を使うか」だけでなく、「どこからどこへ信号を送るのか」を整理する必要があります。
頭の中だけで考えるのではなく、実際の接続をイメージした実体配線図を作成することにしました。
音響・映像・配信の実体配線図を作成
準備段階では、次の2つに分けて実体配線図を作成しました。
- 音響の実体配線図
- 映像の実体配線図(配信を含む)
配線図を作成すると、機材同士のつながりが見えるようになります。ミキサーからアンプへ、アンプからスピーカーへ、映像スイッチャーからモニターや配信機材へ、というように、信号の流れを確認できます。
イベント当日に「このケーブルが足りない」「端子の向きが合わない」となると、現場での対応が難しくなります。事前に図面上で接続を確認し、用意する機材・レンタルする機材・持参するケーブルを整理しておくことが重要です。
機材だけでなく、ケーブルも洗い出す
今回の準備で特に意識したのは、機材だけでなくケーブル類も細かく確認することです。音響機材や映像機材は目立ちますが、実際の現場ではケーブルが足りないだけで機材が使えなくなることがあります。XLRやフォーン端子などは、オス・メスの向きやバランス接続の確認も必要です。
使用したのはノイトリックのプラグと、カナレのマイクケーブル L-4E6S です。必要な長さや端子の組み合わせに合わせて、次のケーブルを自作しました。
既製品を購入する方法もありますが、今回はマイクケーブルの手持ちがあったこともあり、現場の構成に合った長さで自作しました。当日迷わないよう、ケーブルには用途が分かるタグも取り付けています。
準備で大切なのは、当日迷わない状態にしておくこと
今回の準備を通じてあらためて感じたのは、イベント準備は「機材を集めること」だけではないということです。
- どの機材を持っていくのか
- どの機材をレンタルするのか
- どこからどこへ接続するのか
- そのために必要なケーブルは何か
- 民生用機器と業務用機器が混在していないか
- バランス接続とアンバランス接続をどう扱うか
- 配信のためのインターネット環境は問題ないか
- 当日、現場で迷わず接続できる状態になっているか
さらに今回は、現地PAを利用しないケースも想定し、スピーカーセットを持ち込むことも考えました。また配信方法についても、OBSとWeb Presenterの両方で対応できるようにし、予備回線を用意するなど、複数のパターンを想定して準備しました。
特に、音響・映像・配信が絡むイベントでは、ひとつの接続ミスが全体に影響する可能性があります。だからこそ、実体配線図を作成し、必要な機材とケーブルを洗い出しておくことは、とても有効でした。

コメント